福岡県宗像市にある脳神経外科と整形外科の蜂須賀病院 [ 24時間救急指定病院 ]

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整形外科

脊椎外科、関節外科、関節リウマチ、その他筋骨格の疾患等、整形外科の専門診療を行っています。

(各項目をクリックすると、その説明へジャンプします。)

膝・関節疾患における運動療法のスペシャリスト「井原秀俊先生」の診療を当院でも行っています。

井原秀俊先生

井原秀俊先生

1977年 3月
九州大学医学部卒業
1977年 4月
九州労災病院
1980年 8月
フランス留学(ボール・サバティエ大学)
1981年11月
九州労災病院
1994年 4月
九州労災病院スポーツ整形外科部長
1996年 2月
米国整形外科学会トラベリング・フェロー
1997年 3月
川嶌整形外科病院診療部長
2002年11月
九州労災病院 勤労者骨・
 
関節疾患治療研究センター長
2015年 4月
医療法人庄正会 蜂須賀病院

井原秀俊先生のご紹介

先生は『身体が持った自然治癒力を最大限に引き出す医療を目指す』ことをモットーに、実生活に役立つ筋力強化、姿勢制御コントロール指導にご尽力されています。症状が進んで痛みが酷い時は手術も検討されますが、治療の基本は「保存療法」とし、運動療法や足底板の活用等で、身体全体のバランス調整機能を高め、骨・関節にかかる負担の軽減化を図り、過度の負荷や、再損傷から関節を守ることを目指しておられます。また、軟骨がさらにすり減る事を防いで軟骨を守るために、関節内へのヒアルロン酸注入もおこなっています。「より早い時期に、これらを組み合わせた方法での訓練・治療を行えば、より大きな効果が得られます。」と井原医師。長い間、膝の痛みに悩まされている方は、ぜひ一度、井原医師を受診してみて下さい。

診療を希望される方へ

診療日 木曜日午前中(第2・第4週) 8:50~12:50

※上記診療日に、直接ご来院ください。
※ご来院されましたら、受付にて「井原医師の診療希望」と必ずお伝えください。

脊椎外科

脊椎外科というのは・・・・・
首や腰のいわゆる"背骨"の不具合を対象とする外科のことです。

背骨について

人が立って動くためには、体を支える"背骨の安定"が不可欠で、二足動物の人間の背骨には宿命的な構造上の問題があります。この背骨は一本の棒ではなく、その中(約25ケ所)に椎間板という軟骨の節目(一種の関節)があるので、いろいろな方向に自由自在に動くようになっています。

と同時に、背骨全体としてバランスをとって、体を支えるという役割も果たしています。つまり"動き""安定"という二つの異なる要素を同時に満たす必要があるのですが、人の背骨は実に精巧に作られていて、他の動物が出来ない動きも可能にしています。しかし、それだけに脆くて(もろくて)壊れ易く、人がその一生に亘って損なうことなく保持し続けることは、簡単なことではありません。
25ケ所の「関節運動」、それを動かす「神経・筋肉のメカニズム」、更に、「骨・軟骨の代謝・生理」。これらの科学的解明はまだ充分といえる段階ではありませんが、近年の医療機器の進歩あるいは手術テクニックの開発は目を見張るものがあり、従来の背骨の手術のイメージを大きく変えていることも事実です。

また、大切なことは、背骨の中には、手・足を動かす"神経"が通っているということです。外傷あるいは加齢・etcによって、この背骨が変形(ズレ・曲がり・出っ張り)してくると、その中にある神経が圧迫されて、手・足のシビレ・痛み・マヒといった形で症状を呈してきます。

当院は開設以来、この"脊椎外科"のあらゆる疾患に長年取り組んでいる専門病院ですが、こういう手・足の症状は、背骨に限ったものではなく、脳や手足の異常でも、似たような症状が出てきますので、それらを専門とする医師と協力して、正確な診断をすることが、治療の第一歩となりますが、そのためには豊富な知識と経験が欠かせません。

そして、その正しい診断をするために、我々は脊椎に関する一般的な検査(MRI・CT・etc)とは別に背骨の立体的な動きの中で、神経の圧迫状況を観察出来る独自の検査方法を確立し、背骨一つ一つを詳細に検討することで、"この背骨が、今後どうなっていくか?"という将来を見据えての治療が出来るようになりました。

実際の手術に関しては、開院時からの顕微鏡手術は勿論のこと、ここ数年来、ナビゲーション手術というコンピューターを使う方法で"より安全" "より確実"な手術が出来るようになりました。

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ナビゲーション手術について

背骨の手術には、椎間板ヘルニア・脊柱間狭窄症といった比較的簡単な手術もありますが、(曲がったり、ズレたりしている)背骨を正常の形に戻して安定化させる"脊髄固定術(より複雑で時間もかかる)"が必要な場合があり、近年"固定術"の頻度が明らかに多くなっています。この固定術には、下図の様な形で太い針(3~8mm径のスクリュー)を使用しますが、このスクリューは入れ方を間違えると骨を壊したり、周囲にある神経や血管を傷つけたりします。

背骨は人によって様々な形をしていますので、スクリューの入れ方も一様ではなく、術者の立体感覚と微妙な指先の動きが要求される職人的作業です。

背骨を横から見た画像

背骨を横から見た画像1

背骨を横から見た画像2

背骨を横から見た画像3

背骨を輪切りにして上から見た画像

背骨を輪切りにして上から見た画像1

術中ナビゲーションで適切なスクリュー刺入が指示されるので、それにそってスクリューを入れる

背骨を輪切りにして上から見た画像2

ナビゲーションの指示にそって、正確に刺入されたスクリュー

背骨を輪切りにして上から見た画像3

ナビゲーションがない時に、誤って刺入されたスクリュー

また、スクリューの刺入は、"神経・血管を傷つけない"ことは勿論ですが、捻じ込んだ釘が骨に強く食い込んで緩まないことも非常に重要です。(スクリューが緩くなってくると、矯正していた背骨が、またズレてくる)背骨は部位によって、硬くてしっかりしている所と"スカスカでボロボロ"の所がありますので、目的とする強い所に向かって適確に刺入することが肝要であり、特に"糠(ぬか)にクギ"に近い状態の高齢者の脆い(もろい)背骨の場合、早期の離床という観点からも充分な配慮が必要です。
ナビゲーションシステムは、手術の精度を高める意味で欠くことが出来ないものです。

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関節外科

まだ一般的には耳慣れない言葉ですが、人の身体の中には沢山の関節があって、部位によって形や機能に大きな違いがあります。しかしどこの関節も、基本的な構造は同じものです。
一般的な関節は右図の様になっています。骨の断端を特殊な軟骨が覆っていて、その隙間に関節液という潤滑油があることで、関節は滑らかに動く様になります。

そして、骨と骨を外側から連結させている、多種多様な靱帯がありますが、機械が故障してくるのと同じ様に、人の関節も軟骨がスリ減ったり・骨が壊れたり・靱帯が緩く(ゆるく)なって関節がグラついてきたりすると、関節として正常な動きが出来なくなってきます。

関節外科というのは、これ等の関節を専門とする外科のことです。膝・肩・股関節の3ヶ所が特に大きな関節ですが、膝や股関節に関しては全国的にほぼ標準化された治療法(関節鏡・骨切り術・人工関節・etc)になっています。

肩関節外科について

今まで五十肩として簡単に片付けられていた頑固な肩痛も、実際は軟骨が壊れていたり、靭帯や腱が切れていたりすることがよくあり、一般の整形外科医も診断に苦慮することが少くありません。夜、腕の置き場がない程痛んで熟睡出来ない時は、この肩専門の医師に相談した方がいいでしょう。
肩に関しては、まだ歴史が浅く、全国的に専門とする医師が多くはありませんが、当院ではこの肩関節の治療に関しても、ここ数年来、手術的治療も含めて数数多くの症例を経験しており、今後もこの地域での肩疾患の要(かなめ)の病院としての役割を果たしていきたいと思っています。

【腱板断裂】

腱板が切れる為に、肩の痛みと挙上困難が生じる。手術治療により症状が改善することが多い。いわゆる五十肩として放置されることも多い。

腱板
上腕骨頭の前面・上面・後面を覆う4~7mmの厚さの板状の腱で、上腕骨頭を肩甲骨に引き寄せる働きがある。
腱板断裂
【肩インピンジメント症候群】

肩を挙上する際に、腱板および肩峰下滑液包が肩峰の骨とインピンジ(衝突)することによって痛みが生じる。注射などの保存治療で良くならない場合、肩峰の骨を削る手術により症状が軽快する。

肩インピンジメント症候群

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骨折

 高齢化社会に伴って、骨折をする人が増えています。股関節周辺の骨折だけではなく、全身のあらゆる部位での骨折の増加が明らかです。骨折治療の原則は"骨折前の状態に早く戻してあげて出来るだけ早く動かす"ということですが、高齢者の場合、特にこのことが重要であり、ある意味"時間との闘い"とも云えるのです。高齢者にとって、数日間の臥床(寝たまま)は、場合によっては致命的な運動能力の低下をもたらし、生きる意欲の低下もあって、その後の生活の質を大きく変えることとなり、直ちに死に至るものではないにしても、その人の余命に決定的な意味を持つ様になります。"手術をすべきかどうか?" "どの様な手術をいつするか?"を、それぞれのケースで迅速かつ適切に判断しなければなりません。

骨折は、部位・程度・状態によって細かく分類されていますが、
それによって治療も大きく異なります。

治療の要点は
  • (1)いろいろな骨折に対する正確で豊富な知識があるか。
  • (2)それらを診断・治療するための医療機器があるか。
  • (3)種々な骨折に対応出来る整形外科医がいるか。
ということになりますが、(3)は特に強調られるべき点で、単なる知識だけではなく、実際の手術に於ける術者のセンスとテクニックが術後の結果を大きく左右しますが、それは多くの手術を積み重ねることで、より確かなものとなります。
当院では申し分のない、ベテランの整形外科医達が担当いたします。
実際の骨折部位の3D-CT画像/手術前後のX線画像

実際の骨折部位の3D-CT画像/手術前後のX線画像1

実際の骨折部位の3D-CT画像/手術前後のX線画像2

実際の骨折部位の3D-CT画像/手術前後のX線画像3

実際の骨折部位の3D-CT画像/手術前後のX線画像4

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その他の整形疾患

足の外科

外反母趾や爪の変形(陥入爪・巻爪)に対しても当院独自の治療法があり、良好な治療実績を残しています。

腱の断裂・腱鞘炎・手根管症候群

日帰り手術で充分ですが、腱断裂(完全に切れている場合)は一泊の入院が必要となります。

その他の整形疾患

骨や筋肉・皮下に出来る"しこり"(腫瘍)

悪性、または難治性のものは、しかるべき専門病院に紹介することになりますが、多くの場合は当院での治療が可能です。

リウマチの外科的治療

リウマチの内科的治療は、宗像医師会病院をはじめ、近くには多数の専門の医師がおられますので、当院では外科的治療(手術)を主として行っていますが、内科的治療もリウマチ専門の医師がいますので、充分に対応可能です。

骨粗鬆症

最近話題になっている疾患ですが、当院ではこの骨粗鬆症を単なる骨の疾患としてみるのではなく、"食べたものが、どのように消化吸収され、それが骨の強さにどんな具合に影響してくるのか"ということを、ホルモンの問題も含めて、全身の代謝疾患という観点から総合的に診断と治療を行うようにしています。

慢性疼痛

神経痛の中には、手術をしても完全には痛みやしびれがとれないものがあります。それは、神経そのものが、既に相当に傷ついていたり、周辺の組織と癒着しているため完全無欠の正常な状態に戻れなくなっているのです。(後遺症)
また、手術ができない何らかの理由(高齢・合併症など)があって、手術以外の方法で痛みを止めなければならないケースもめずらしくありません。
当院では、"安全な鎮痛剤の使用"を心がけており、神経ブロック注射も積極的に行っています。

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