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脳梗塞

脳梗塞治療について

脳梗塞とは脳の血管が狭くなったり(狭窄)、塞がってしまったり(閉塞)することで、必要な血液を得られなくなり脳細胞が死んでしまう病気です。詰まる血管の大きさやつまり方によって3つの病型に分けられます。

1

心原性脳塞栓症:血栓が脳の血管に飛んで詰まる

2

アテローム血栓性脳梗塞:脳の血管が動脈硬化を起こして詰まる

3

ラクナ梗塞:脳内の細い動脈が変性、閉塞して起こる

特に血栓が脳の血管に飛んで詰まり、脳の太い動脈が突然閉塞してしまうタイプは、放っておくと広範囲が脳梗塞になる可能性が高く、脳梗塞の中で最も重篤、かつ後遺症が残りやすいといえます。

現時点で一度脳梗塞に陥ってしまった脳を復活させる治療法はありません。症状をいち早く発見し、tPA(血栓を溶かす点滴)や、カテーテル治療(血栓回収術)を用いて速やかに血管を再開通させ、脳梗塞に陥りつつある領域を救い、後遺症を少しでも少なくすることが重要です。

脳梗塞は時間との闘い

FASTをチェック

顔の麻痺 うまく笑顔が作れますか?

腕の麻痺 両腕を上げたままキープできますか?

ことばの麻痺 短い文がいつも通り話せますか?

発症時刻 正確な発症時間を救急隊へ!

当院は脳神経外科専門医・脳血管内治療専門医が常勤しています。
また、九州大学病院脳神経外科のカテーテルチームと協力体制をとり、
救急搬送直後から専門的な判断、検査・治療を行うことができます。

t-PA治療

点滴により血栓を溶かして血液が再び流れるようにする治療です。発症から4.5時間以内の脳梗塞に対する標準的な治療としておこなわれ、t-PA治療での再開通率は50~60%といわれています。
発症から治療開始までの時間が短ければ短いほど、後遺症なく社会復帰できる確率が高まります。

カテーテル治療(血栓回収術)

カテーテルを用いて直接詰まっている血栓を取り除く治療です。2015年以降は広く行われるようになり、t-PA治療と組み合わせて行うこともあります。

カテーテル治療の対象は年々拡大し、現在では脳梗塞発症から24時間以内で、t-PA治療対象外の方や、発症時期が不明な方も対象となることがあります。

治療は一般的には局所麻酔で行うため、全身麻酔がかけにくい高齢者にも対応できます。脚の付け根から直径3㎜のカテーテルを血管に挿入して血栓を除去するため、身体へのダメージも少なくて済みます。

血栓回収術について

治療前

治療前の左側の脳血管撮影像です。
左内頸動脈という非常に大きくて重要な脳血管が先端で途絶し閉塞しています。

治療前の左側の脳血管撮影像

治療

〜血栓回収術〜
血管内カテーテルのディバイスを用いて、脳血管を閉塞させている血栓を回収しています。

血管内カテーテルのディバイスを用いて、脳血管を閉塞させている血栓を回収

治療後

治療後の左側の脳血管撮影像です。(図1)
左内頸動脈が末梢まで広く描出されているのがわかります。

治療後の左側の脳血管撮影像 正面からみた脳血管全体像 術前MRA 正面からみた脳血管全体像 術後MRA

正面からみた脳血管全体像です。(図2:術前MRA、図3:術後MRA)
左側の脳血管の描出が劇的に改善しているのがわかります。

脳梗塞のリハビリ

当院では、脳外科を担当する理学療法士・作業療法士・言語聴覚士でチームを作っています。脳梗塞発症直後(当日又は翌日)の超急性期管理の状態から、医師・看護師と密な連携を図り、徹底したリスク管理のもと治療・訓練を開始します。

入院から退院までの取り組み

入 院

入院時カンファレンス
  • 患者さんの状態の把握、治療方針の決定、在宅復帰に向けたサービス利用の検討等行い、患者さん一人ひとりに合わせた治療計画を立てていきます。
LINEでリハビリの様子を家族に報告
リハビリ見学
  • リハビリを行っている様子を見学してもらい、退院に向けての準備を行っていきます。退院に必要なサービスや支援者などの社会資源の検討も行います。
    • 新型コロナウイルスの感染状況により、実施できない場合もあります。
退院前訪問(家屋調査)
  • 患者さんと共にリハビリスタッフ・ケアマネジャー・福祉業者などが自宅に伺います。
  • 実際の生活環境の確認、住環境整備、福祉用具のアドバイス等を行います。

退 院

退院後訪問
  • 退院後1~2週間は、病状の不安定な時期であり、患者さん・家族の療養生活が安定して行えているか、社会資源が活用できているかなどについて、直接訪問し確認します。ケアマネジャー・家族との情報共有と動作指導を行います。
    • 患者さんの状態によっては回復期病院に転院する場合もあります。
      自宅退院予定の方も必要に応じて実施していきます。

患者さんの状態によっては
回復期病院に転院する場合もあります。
自宅退院予定の方も
必要に応じて実施していきます。

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