整形外科では主に、運動器疾患（骨、関節、筋肉、腱、末梢神経等の神経系統の障害）を対象として、診断と診療を行っています。
手術については、四肢の外傷や脊椎疾患だけでなく、膝・肩関節手術・靭帯手術など、幅広く行っています。
最も多い手術症例は大腿骨近位の骨折です。

高齢者の転倒に伴う頭部外傷は増加傾向で手術が必要な場合もあります。
高齢者てんかんも増加傾向にあり投薬調整を行っています。

大腿骨近位部骨折の患者さんは、ご高齢で合併症を持つ方が多いため、内科的に検討した上でできるだけ早期に手術を行います。その他の骨折もできるだけ早期に手術を行っています。
膝関節や股関節の変形性関節症で痛みや変形のために日常生活が制限される場合は、人工関節手術や骨切り手術などを行っています。
膝関節の半月板損傷や靭帯断裂では、靭帯再建術や半月板縫合術を行います。また肩関節の腱板断裂では腱板縫合術を行っています。
集計上、上位5位に入っておりませんが、脊椎疾患に対しても、脊椎固定術、椎間板摘出術など合計34件行っています。

地域住民の高齢化のため外傷関連の手術は慢性硬膜下血腫が最も多くなっています。
※症例数10未満の手術は「－」で表示しています。